高知県・四万十市で安心安全な有機野菜やお米を作っている
生産者の団体です。
「安全でおいしい地元の野菜を地元の子どもたちに食べてもらいたい」
という願いと、「畜・産・消」のそれぞれの立場で会員が集まり立ち上がりました。
有機野菜の生産物は優先的に使用するという高知県四万十市の方針のもと、平成14年8月より市内4小学校の供給からスタートし、平成21年度より全14校への供給となりました。
更に、食育の一環とし子供たちが土に触れる機会を設け、農業体験なども行っています。
「四万十こだわり表示認証制度」に基づき生産された農作物は、市内の学校給食をはじめ、県内の自然派レストランや地産地消の食材を主に取り扱っているお店などに納入をしています。
平成23年からは野菜の宅配サービスも始まり、幡多地域だけでなく、東日本大震災の影響もあり他府県への発送も増え、さらに需要が増えると考えられます。
毎年開催している「環境にやさしい農業推進交流大会」ではより良い有機的農産物の生産を志し、栽培方法や講師を迎えて学ぶ機会をつくっています。
また会員の研究発表会や納品先のレストラン料理人を招き、参加された方に、安全でおいしい野菜を提供したり、「環境にやさしい農業」普及活動にも努めています。
平成23年度事業計画
当研究会の大きな柱である学校給食への供給率を上げる
会員相互の連携をより一層強め、ゆるやかなネットワークを構築する
そのためには、従来の窓口担当者にのみ品目の変更や欠品の通知を行うのではなく、
会員自らが各月ごとのスクールミール食材予定表を熟知し、会員相互の助け合い、
つまり同時期に誰かが何を栽培しているのかを知り、作物供給のお互いの補完を
めざす。
このことは、ひいては研究会が相互の会員連携をより強め、ひとつの給食出荷団体
を超えた、より志の高い有機農業者集団への変革を目指すものである。これについ
ては、窓口担当者および事務局もサポートするものである。
また、同時に会員各個人は、できるだけ努力して生産性を向上するものとする。
それは、品目においても、出荷量においてもである。
供給作物の長期的出荷をめざす
同時期に生育した大量の総産物を保存し、長期的出荷をめざすため、従来からの懸案であった予冷庫の整備
を出荷検討会で議論する。今年度は具体的な議論に入る。
農産物品質の向上
有機農産物を作っている人 = 農産物(作品) = ブランド
ここでもまた、会員相互の持つ技術を、お互いに、教えあい、支えあうものとする。特に、この分野においては、デリバリー部門、事務局もサポートするものとする。それは各会員の畑、
品質を熟知し、直接消費者の反応を得ているからである。
現在、東京、大阪、高松、高知、四万十市内の個人やレストランへも出荷しているが、消費者の反応や経済情勢も見ながら、また各会員の出荷力量を見据えて、戦略を会員相互がたてていく。