もうすぐ『土用の丑の日』
丑の日に うなぎを食べるのは、江戸時代中期ころ、
平賀源内が発案したらしい。
丑(うし)の日に「う」のつく物を食べると 身体に良いという、
中国からの言い伝えにより『うなぎ』を食べるようになったとか、、、。
「けんど ここ最近 うなぎの仕入れが高くなってねや、、、」
と弱ってる うなぎ専門『四万十屋』のタムラくん。
四万十川を眺めながら、
四万十川 天然うなぎを、、、。
ということで、夏場は 大にぎわいの四万十屋。
川漁師さんが 代々伝わるころばし漁法で 捕ってくる。
それを 一匹 一匹 丁寧に料って おもてなし。
その自然とのやりとりの 食文化が 今じゃ 貴重品。
タムラくん・・「うなぎの稚魚が激減しちょって、その内、
ニホンウナギは食べれんようになる、、」
あたし・・・「おっと、そりゃ 大ごとじゃいか、、、」
あたしも 夏にかぎらず うなぎをいただくけんど、
中国やアメリカ、オーストラリアからの輸入うなぎは
多分 食べない。
ウナギ酋長・・「わしらに限らず アユやカツオなど
人間様の都合で 一網打尽に 捕りつくすけん
自然の神様が怒っちょる。 罰じゃ、罰じゃ!」
と、うなぎの 嘆きが聞こえてきそう、、、。
そんなこと考えよったら、
「宿毛工業高校の生徒さんが 会社見学に来たぜ!」と、ウエノ編集長。
おっと、へんしも 用意して案内せんと、、、。
シロー大番頭がていねいに 説明してくれた。
現在、情報課 3年生の13人。
「卒業して 東京へ行きたい人?』と質問したら、誰も いなかった。
逆に『おら、九州へ行きたい!』と言った 生徒がおったのが嬉しい。
あたしらの時代とはえらい違いで、全員が、東京にゃ 興味がなさそう。
都会での生活は、快適な環境などすべて お金で買える。
けんど 彼らは、
冷暖房完備の部屋で 100インチのTV画面で見る 山・川・海より、
自然の風を感じながら生活できる 田舎の環境を理屈ぬきで選んじょる。
『いっぺんは 出て行っても、必ずここへ帰ってきたい!」
という言葉に 納得、納得。
まぁ みなさん、 『志』を持って 頑張ってくだされ。
梅雨も上がった 四万十川。
wasuke
『はたも~ら』夏号 完成!
今回は、九州・大分と高知特集。
大分の人たちには高知へ来ていただき、
高知の方々には大分へ行っていただく。
そんな特集で、我が怖いもの知らずのスタッフが
湯布院やら竹田市を取材してきた。
ウエノ編集長・・「たいちゃ ことうた、、、」
あたし・・・「そうじゃろ、そうじゃろ、、、」
みんなで 手分けして配布も終り、ホッと一息。
宿毛=佐伯フェリーさんには こじゃんと協力していただき、
大分県の主だった場所にも 置いてもろうた。
一人でも多くの方々に、行き来してもらいたいのだが、、、
そんなこと 言いよったら、
この四万十川 河口に 珍しいお客さんがやってきた。
全国版のTVでも紹介されたらしい。
この写真は 我が編集長のウエノくんが撮影したものだ。
新聞 各社から 問い合わせがあったのだが、
『撮影:上野●◆◎提供』と写真の下に 名前が乗っただけ。
早速、あざらし『シマちゃん』という 名前までついた。
あたし・・「はたも~ら見て 四万十の鮎 食べにきたがかい?」
シマちゃん・・「ようけ 泳いできて ことうた うえに、
着いたとたん ざまに 騒がれて ばったりいた、、、」
あたし・・「そうじゃろ、そうじゃろ。ゆっくりできるはずが、
大騒ぎになって、すまんことよ」
あれから3日経つけんど シマちゃんは現れない。
やっぱり おっこうに 騒ぎすぎると 出るに出られん がじゃろう、、、。
こんど来たら、『四万十川・天然あゆだし』
土産にやるけん 寄っておせや、、、。
wasuke
もうすぐ梅雨も終る。
この時期、合間の晴の日の日射しは こじゃんと暑い。
突然 猛暑日になったり、
いきなり 雲の流れが早くなって、
バケツからうつしたような 豪雨になったりする。
なにかが 狂うちょる!と 思うのは あたしだけじゃろうか、、、
狂うちょる、と言えば、
TVや新聞じゃ 連日 茶番劇としか思えんような 国会のやりとり。
「国民の生活が第一」と言い放って 世間を騒がしてる イチローくん。
政治家となって40年余り、
『日本を代表する政治家』とまで言われてきた 御方が、
今、おっしゃる言葉じゃろうか、、、
あたしは 逆に「こんな日本に 誰がした!」と言いたい。
そんな 暑い土曜日、
「たまには 飯でも食お~よ」とヒサシくんから電話がかかってきた。
あたし・・「暑い日にゃ カレー と決まっちょる」
ヒサシくん・・「そうじゃねや・・・」
ということで、話は早い。
『インド・ドバイ5ツ星料理 アルジーニ』というカレー専門店。
のさな(いいかげんな) カノーくんが なぜか軽トラにカギをかけよる。
あたし・・「われ、ど~したがぞ、、」
カノーくん・・「何ちゃ、おらの全財産が入っちょるけん、、」
「いつ、どこへでも 行けるように」ということらしい。
カノーくん・・「一番辛いやつ」
店員さん・・「1から50までありますが 50にしましょうか、、」
カノーくん・・「うん、一番辛い のを、、」
店員さん・・「50は こじゃんと辛いですよ」
カノーくん・・「んっ、とりあえず 5ばぁ~で、、、」
と いきなりトーンダウン、、、。
虫歯が腫れて 病院へ行ったばかりのヒサシくんも、
カレーにゃ 目がない。
ヒサシくん・・「歯が痛うて ずつないけんど・・・」
と、言いもって 食べしもうたゾー。
梅雨の終り時、
日射しの強い 土曜日の 昼食。
来週には 梅雨明け宣言。
四万十に夏がやってくる。
wasuke
「やまもも やるけん ざんじ取りに来い!」
とイケウチ師匠から電話がかかってきた。
あたし・・「わ、わかった ざんじ じゃねぇ・・・」
『そのうち』と時間が経てば こじゃんと怒られるけん 飛んで行った。
山に生え モモのような実をつけるから「やまもも」というらしい。
いたって シンプルで 分りやすい。
ちなみに やまももは高知の県花でもある。
くだものじゃなく 花というのが 意外で面白い。
これから 夏にかけて地元じゃ ぎょうさん出回る。
みどりさん・・「こりゃ、ざまに 大きかろう・・」
と、広島弁と幡多弁がまざっちょる。
あたし・・「こりゃ ほんまに 太いねぇ」
イケウチ師匠・・「そうよ。やまももは これば~は 大きないといかん!」
子どもの頃 三原村で、
春先になったら いたどり、竹の子、びわ、やまもも と、
季節 季節の自然の恵みを 年中 いただいた。
今でも いただく。
いただかないと 落ちつかないような気がする。
イケウチ師匠・・「そうよ、やっぱり 自然を大切にせにゃ いかん。
これからは なにいうたち スイカよ!」
あたし・・「うん、スイカは 果物の王様じゃけん!」
イケウチ師匠・・「われも なかなか えいこと言うじゃいか。
早速 買うて来い!」
あたし・・「師匠、ま~待ったや!梅雨時期のスイカは水っぽいぜ」
イケウチ師匠・・「何!そりゃ ほんまか~よ」
あたし・・「・・・・」
と、こんな調子の やりとりで たいがい日が暮れる。
梅雨時の ちょっとした晴れ間、
一條神社では ちゃんと『ちび』がお出迎えをしてくれた。
wasuke
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できるだけ早く復旧いたしますので、どうかよろしくお願いいたします。
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