さてさて 冷たい朝の空気の中に、
どこからともなく 独特の甘い香りが漂ってくる。
秋の訪れとともに きんもくせいが 香りだす。
なんとも 甘く せつなく、、、
ん、、この香りから
『マイム・マイム』を思い出すのは なしじゃろ~、、、
香る時季と運動会が 重なるが やろうね。
これまでは、こういうふうに 昔を振り返ることは
あんまし なかった、、、。
みょうに ませた事を言う 十代のころ、、、
分かったようで 何ちゃ分かっちょらざった 二十代のころ、、
月日は経ち 歳はとったけんど、自然界の営み、、、
例えば 秋になって きんもくせいが咲き、
その 香りから ふっと 昔を懐かしむ事などや、
山々が 黄金色から 赤く染まりだし、
やがて 冬になる。
軒下に 吊るしちょった渋柿が 粉をふいて 食べごろに、、、
村じゃ 秋祭りの 太刀踊り。
なんでも この太刀踊りの起源は 戦国時代らしい、、。
五穀豊穣、家内安全を祈った奉納まつりを 延々と 続けよる。
ささいなけんど こんな田舎の風物詩って、結構 えいもんぜ。
『地方の時代」といわれて 久しい。
戦後のニッポンは 人もお金も 花のお江戸へ集中。
当然のように あたしもトーキョウへ行った。
好景気の中 みんなで沸き返った時代があったのも確か。
その後 工業国ニッポンを支えてきた サラリーマン戦士たちは 疲れ果て、
『これからは 地方の時代じゃ!』
『ハードからソフトへ。ゆったりとした時間の中で 人間らしく・・』
など々と 言われるけんど、
今や地方の山々や田んぼは
サラリーマン戦士たちと同様に 荒れ果て始めてきたがよ。
それでも あたしら~は ここで生きていかんと いかん。
びったれたこと いうつもりは さらさらないけんど、
片意地張って、 んっ? 肩肘張って 生きていく。
あたし・・「え~と ツヅキ! どっちなが?」
ツヅキ・・「どっちも たいして変らんに かわらん。あれっ?・・」
あたし・・「『変らんに かわらん』とは どっちながよ!」
ツヅキ・・「え~と・・『変らない ようです』の方言じゃろ~?」
おっとっと、、、
ややこしい話に なってきたけん 今回はおしまい、、、。
そろそろ 八幡さんの お祭りだ。
wasuke
「レーブがデビューするけん 見に来てや!」と、
アラカワくんから電話がかかってきた。
そういえば、先月の はたフェスでも、お披露目したけんど、
予定がつまっちょって よう見に 行っちょらん。
あたし・・「よっしゃ、よっしゃ!」と、いうことで、、、。
『中村駅まつり』のイベント会場へ。
おっと!たまげた、、、こじゃんと集っちょる。
あいにくの雨で 駅の構内がステージに早変わり。
それから、この近辺じゃ
ざまに有名な KHKのおんちゃんが司会進行役で座りよる。
「オッ~ホッホ・・よう来たね。」と、いつもの ご挨拶。
あたし・・「にぎやかで えいねえ」
KHKのおんちゃん・・「そうよ、若い人ら~に 頑張ってもらわんと、、、
オッ~ホッホ、、、」
と いうことで 早速『レーブ』登場!
実はこのグループ、みんな地元の中高生。
アラカワくんが、「この地域からアイドルユニットを!」
と、メンバーを募集し ダンスから音楽など、
ぜんぶプロジュースしよる。
これは以前、夏前に 会った時のダンスの猛特訓の頃で、
「う~ん、、まだまだじゃね、、、」てな調子じゃったが、
現代っ子は あたしの想像を はるかに超えていて、
もう、それは『立派!』としか 言いようがない。
TVで見る ナントカ48 より 素直でかわいい、、、。
アラカワくん・・「11月の『いちじょこさん』に CDデビューするけん、
よろしく お願いしま~す!」
あたし・・「んっ、、、よろしくって 何を?」
アラカワくん・・「決まっちょるじゃいか、スポンサーよ!」
あたし・・「へ、、、、、」
ってな調子で やられる、、、。
そうこうしよったら、ちんどん屋が出てきた。
四万十の田舎町は、まだまだ 元気じゃろう!
wasuke
「今年のクリ 煮いたけん 食べたや!」と、
毎年 この季節になると
ミエコちゃんの父上 ススムくんが 持ってきてくれる。
煮いてくれる、、、、不精もんにゃ ざまに嬉しい。
台風17号も 南国土佐の国は たいしたことなく過ぎ去った。
四国沖を通り過ぎ、和歌山から関東地方に進んだ。
こんな経路は あんまし なかったけんど、
ここ最近は ちょくちょく ある。
台風あとの 秋の空は こじゃんと 澄んじょる。
この写真は 初崎の山の上から、四万十川 河口の 下田地区。
来るべく 南海大地震の津波がきたら ひとたまりのない。
台風や地震など 自然界の出来事を なめちょったらエライことになる。
『想定外 想定外!』と よく言われるけんど、
想定のしようのないことが 自然ながで、
ひと様の 知恵? 文明なんて こっぱ微塵に なることは、
昨年の『3.11』の出来事で 思い知らされた、、、。
なんて 思いよったら、
「もしもし、大阪の ハギワラですが、、」と電話がかかってきた。
今年の8月、当社でたいちゃ お世話になっている、
安倍夜郎さんの同級生で 原画展に 来ちょったらしい。
現在は大阪在住で 簡単な冊子を作りたいとのこと。
向かって 右の方が ハギワラさん。
たまたま『はらも~ら』秋の号での、
安倍さんの『なんちゃない話」に この時の事がでちょる。
と いうことで、近くに住みよる カオリちゃんに聞いてみることに、、、。
カオリちゃん・・「そう そう!ツヅミちゃんじゃろう。『二三』と書いて、
ツヅミちゃん! うちら~の同級生で 夏にもんちょったぜ!
今は 大阪に住みよって、よう帰ってきよる。
美人でかわいくて、●△□~♪×・・・~ながよ!」
と、聞きもせんことまで よう教えてくれた。
あたし・・「わ、わかったけん・・・ほいたらね、、、」と、途中で切った。
嬉しいことに この ざっとしたブログを楽しみに 見てくれているらしい。
おおきに ツヅミちゃん、、、。
四万十 赤鉄橋と 夕日。
きれいなろう、、、!
wasuke
大月の 松本畜産の『力豚(りきぶた)』といえば、評判の豚肉。
「その『力豚』を売りたいがよ!」
と、お客さんの食品会社から 依頼がかかった。
おっとっと、、、
松本畜産と いえば 以前当社におったツネくんち じゃいか、、、。
早速 ツネくんへ、、、
あたし・・「われんちの 豚は なし リキ豚ながぞ?」
ツネくん・・「へっ、よう知らんけんど リキ豚ながよ」
あたし・・「ひとっつも 答になっちょらんねや、、、」
と、いうことで 大月へ。
早生(わせ)の稲刈りも 終り いよいよ秋から冬へ、、、。
炊きたての新米には 漬けもんと みそ汁があったら
おかずは いらん。
まずは、大月の道の駅で『苺氷り』をいただくことに、、。
今や 全国区になった『いちごおり』。
ツネくんは 現在 苺氷り本舗(株)で、
沖縄から東京、九州など々 駆け回りよる。
松本畜産は ツネくんの お父さんとお母さんが
愛情 込めて 育てよる。
お父さん・・「リキ豚は 力(りき)がでるように
育てよるがよ!」
あたし・・「ん、分からんけんど そうじゃろ そうじゃろ、、、」
毎日 目を離す事なく 精魂 込めて、豚一筋に 三十余年。
お母さん・・「夜になったら 足腰がたたんように なるがよ、、」
お父さん・・「われ、せっかく来たがじゃけん、
わしの 大事なもん 見せちゃる」
なんでも 目が光る 変った種類の めだからしい。
「まだ あるぞ!」
ということで 裏に回ると、
おっとろっしゃ!
手の平ば~ある ざまな金魚が 泳ぎよった。
南国土佐の 西の端っこの海辺の 里で、
お母ちゃんと二人で 豚を飼育しながら、
目の光る めだかと
ざまに ふとい金魚を見ながら暮らしよる。
こんな 地方の人たちが これまでの ニッポンを
支えて きたはずなのに、
今、農業一筋で 生活できんようになりよる。
そのうち うまい お米が 食べれんようになっても 知らんぜ!
と、いうことで 『力豚(りきぶた)』出来上がり。
『力豚(りきぶた)』見たら 買うてや!
wasuke
昨年から制作しよった『四万十なび』が
やっとこさ、出来上がりつつある。
『四万十なび』はスマートフォンで検索できる四万十市の観光情報案内。
名所、名跡、飲食店、宿泊など観光ルートのナビゲーションで、
正式オープンは11月ということで、現在 最終段階。
ナオくん・・「夜の街の 取材に行かんと いかん・・・」
あたし・・「んっ、『行かんと いかん』いうたら、
行かな~いかんがやねぇ」
アユミちゃん・・「行かな~いかんがよ。ざんじの話ぜ、、、」
あたし・・「へっ、、ほいたら今夜から・・・」
ということで まずは腹ごしらえ、、、。
以前から たいちゃ気になっちょったお食事処『ますだや』。
四万十市は大橋通り4丁目の角のお店。
『食』のイベント『うまいちゃフェスタ』で、
子どもを背負って 料理を作りよった マスターです。
まずは 人気メニューの カツオの燻製。
おっとっと、、、
添え物の はすの茎が えいじゃいか、、、。
おからの餃子に 天むす。
ごはんに えびてんが しっかりと乗っかちょる。
おっとろっしゃ、、、
ナオくんも アユミちゃんも えいかげんに せんといかん。
あたし・・「旨いか、、、?」
ナオくん・・「ざまに おいしいがよ、、、」
てな調子で、最後は 煮込みうどんで仕上げ。
お腹 いっぱいになったところで夜の街へ、、、。
まずは、栄町の組合長、マーくんが経営しよる『マーくん』へ。
アユミちゃん・・「実は スマートフォンで、、検索して、、、
お客さんが安心して 飲める お店を △×◎□・・・」
マーくん・・「ん、わかった わかった、、、」
と、『四万十なび』に掲載する 飲み屋さん全てを段取ってくださった。
我がスタッフ全員・・「おおきに マーくん!』
なんでも、お昼に マーくん自慢のカレーランチを始めた、
と いうことで 翌日何人かで行ってみた。
野菜サラダは 食べ放題!
スタッフ・・「マーくん、うまいじゃいか!」
マーくん・・「そうじゃろ~ そうじゃろ!」
と、お腹も気分も いっぱいになった一日でした。
また 来よう~と!
みなさんも 是非一度 食べてみてや。
wasuke