「四万十川沿いの 入田の河原に なっちょった!」
と、ウエタ工場長が『しゃしゃぶ』を とってきた。
あたし・・「おっと、なかなか 太いしゃしゃぶ じゃねや、、、」
トモちゃん・・「えっ、こりゃ しゃぶしゃぶじゃない、ぐいみ ぜ!」
あたし・・「いや、いや、、しゃぶしゃぶ じゃない、しゃ・しゃ・ぶ!」
と、ややこしい話になりよったけんど、
トモちゃんは 愛媛県と高知県の県境の山のてっぺんすで、
猿とか 鹿とか、イノシシと一緒に 育った 希少なお方。
トモちゃん・・「ぐいみに、野いちご、もう じきに桑の実・・・」
・・・さすが、山の子。
あたしも こんまい頃、三原村で おやつがわりに よく食べた。
いや、これは おやつがわりじゃなく 完全な おやつじゃった。
ほいから、これは『しゃしゃぶ』と 言うた。
学校の帰り道や、
川遊びしたあとの 腹ごしらえ、、、、
アルミの弁当箱に ぎょうさん入れて、
ちょっとだけ塩をふって 食べると 美味しかった。
ちなみに、調べてみると、
しゃしゃぶは植物で、グミ類の総称の「ささんぼ」がなまって
「しゃしゃんぼ」からきたらしい。
ま、どっちでも えいちゃ。懐かしい味がして、嬉しくなるがよ。
機嫌よく「たこ焼きを!」と、リューちゃん処へ。
リューちゃん・・「われ、苦しまない練習 しよるか?」
と、いきなり 難しい顔して りぐられた、、、。
あたし・・「なしぜ? えらい 不機嫌じゃけんど、、、、」
リューちゃん・・「そうよや! タコ焼きも 売れんし、人生も切ないし、、」
あたし・・「おっと、タコ焼きの人生は切ない・・・さすがじゃねえ!」
リューちゃん・・「わりゃ、許さんぞ! これでも読め!」
リューちゃん・・「小池龍之介先生の 教えに習うて、
われも もっと勉強 せれや!」
あたし・・「リューちゃん、小池龍之介の『龍』は、
リューちゃんの『龍』と一緒じゃいか、すごいねぇ!」
リューちゃん・・「われも それば~なもんよ! ほいたら、これから読め!」
「ついでに 今日は売り上げが 少ないけん、こればぁ 買うてや、、、」
と、有無を言わさず ぎょうさん 買わされた、、、。
「毎度 おおきに!」と 機嫌がよくなった リューちゃんでした。
wasuke
2013年5月24日
11:22 | 新着情報