「鮎の塩煮で 新年会するぞ!」と、
四万十屋のタムラくんから 声がかかった。
毎年、正月は 気の合う仲間と、
四万十川を望んで 鮎を食う事に決まっちょる。
夕方 行ってみると タムラくんは もう酔うちょった。
あたし・・「おっと、もうやりよるじゃいか、、、」
タムラくん・・「そうよ、もう 酔うた、、、。
けんど 今年の鮎は こじゃんと捕れたぜ!しかも ざまに太い!」
まっこと、鍋から はみ出るば~な ざまな鮎が 煮上がっちょる。
そこへ 鮎大好き人間の モモさんがやってきた。
モモさん・・「ヘ~ こりゃ たまげた! 太い鮎じゃねぇ~』
と、言いながら つるっと 5尾 食べた。
鮎の塩煮は 結構あっさりしちょって 何尾でも 食べられる。
四万十 独特の料理じゃなかろうか、、、。
(違うちょったら こらえてや)
あたしは田舎育ちで 鮎は ご馳走でも何でもないけん、
あえて 好んで 食べない。
それでも、ぺろっと 3尾食べちゃった。
鮎好きの人にとったら たまらんろう、、、。
ちなみに モモさんは 今年還暦を迎える。
「還暦祝いを せな~いかん!」と、いうことで 全員一致。
この地の住人にとって、
『飲み会」『食べ会』は たいがい 即決する。
鮎以外にも ぼらの酢もの、ツガニなど
四万十名物料理がぎょうさん出ちょったけんど、
この日は 全部 鮎に負けた。
冬の寒い朝、漁師さんが 一生懸命捕った 鮎じゃけん、
感謝して いただきましょう、、、。
wasuke
2013年1月15日
09:34 | 新着情報