東京生まれ・英国で学び
現在、四万十市で開院。
「なによりも食べものは美味しいし、自然環境が最高!四万十に住むのは運命だったような気がします」
とにこやかに話してくれる小池雄一さん。
41歳の時、たまたま縁あって四万十市に住むことを決意しました。
来た当時は、環境の変化や方言など戸惑うこともありましたが、田舎の生活にもすっかり慣れ、また友人もでき、休みのときは趣味のサイクリングで幡多地域を駆け廻っています。
「健康増進法のひとつ。自転車仲間募集中!」と張り切っています。
現在は四万十市で、2007年より「こいけクリニック」を開院。
訪れる患者様にご安心いただき、気持ちよく過ごしていただけることを第一に心掛けています。
英国におけるGPをめざして
GP=家庭医( general practitioner )
1998年より3年間英国ウィンブルドンのパークサイド・ホスピタルに勤務。そこで、現在盛んに話題となっている家庭医(GP)として自分の受け持つすべての患者さんの初期診療をおこないました。
「基本は内科です。次に小児科が重要です。
家庭医なのに子どもの発熱や嘔吐が診れないようではどうにもなりません。
英国では、生後1週間目の乳児検診も家庭医がします。そして産婦人科も必須となります。
妊婦さんの血圧、尿検査、体重チェックなど出産間近までは家庭医がします。」
と、小池さん。
もともとは小児科出身なので内科、小児科は家庭医として問題のない診療を行えましたが、ちょっとしたカウンセリング(精神科)や産婦人科などは各専門医のもとで研修したそうです。
「日本は英国における家庭医が存在しない。もしくは非常に少ないことが問題です」
と力説。
小池さんは英国でのGPを目指して、小児科はもとより患者さんの初期診療に努めています。
■ 小池 雄一 プロフィール
1960年7月18日生れ
東京都中野区出身。
東京慈恵会医科大学卒業。
小児科医員を経て国立小児病院(現:国立成育医療センター)
感染リウマチ科に8年間勤務。
この間、重症型感染症(主に免疫不全症)とリウマチ患者を多数経験。
その後、英国ロンドン日本クラブ南診療所所長として、3年間ウインブルドンの
パークサイド・ホスピタルに勤務。
2001年四万十市に移住。
2007年「こいけクリニック」開院。