篠山 (ささやま)
高知と愛媛の県境にある標高1064.6mの山で四国西南地域の1000mを越す山の中では
もっとも南に位置している。江戸時代には土佐藩と宇和島藩の国境争いの舞台となった。
坂本ダムから南郷林道を通り、8合目にある第1駐車場からであれば頂上まで40分ほどで
登ることができる。
篠山は古くから霊山として知られ、山頂近くには『篠山神社』が、9合目付近に観世音寺跡が
ある。観世音寺は平城天皇の時代の大同元年(806年)に弘法大師により開山されたといわれ、
明治時代には廃仏毀釈によって廃寺となるが、現在でも四国八十八ケ所の番外札所である。
〔所在地〕
高知県幡多郡宿毛市橋上町楠山
東経132°39′33″ 北緯33°03′21″