熊井隧道 (くまいずいどう)
(現地案内板より)
明治38年(1905年)12月に工事が完成し、長さ90メートルあり
「トンネルというものは入口は大きいが出口は小さいものぢゃのう」
と言った人があるという。
レンガは佐賀港から一個一銭の運び賃で小学生などが1~2個ずつ運び、
熊井側入り口の石張は二人の職人が右と左にわかれ腕前を競ったと言われる。
昭和14年(1939年)までは県道として利用され、現在はわずか、土地の人の通行
に利用されているのみである。
かつての中村街道で、遍路道。隧道に続く道沿は桜並木となっており、
花見シーズンがお奨めの観光時期。
[所在地]
高知県幡多郡黒潮町佐賀熊井地区
東経133°06′13″ 北緯33°05′38″
幡多とその近隣地域には地元の人しか知らない隠れた名所が数多く存在します。
そんな隠れた名所、略して「隠名」を取材班の独断と偏見も交えてご紹介します。
(地元の方の迷惑にならないよう、また安全には十分留意してください。)
第1回
2012.08.27 | 幡多情報,隠名,黒潮町