中村(四万十市)の夏の風物詩『提灯台まつり』。
毎年、10チームくらいが 街を練り歩く。
~♪幡多の 中村 一条公さんを
しのぶ 今宵の 提灯台
♪~姉モセ 妹モセ
ササーナンデモセー よいやせいの せぃ~♪
かなり艶っぽいが、なんでも 夜這の唄らしい。
あたしも 20年ばぁ 前までは 気負~て
担ぎよったけんど 今は 見て楽しみよる。
けんど 祭りは 見るより 担ぐほうが楽しい。
若い衆が、ぼれて 担ぎよるうちに、
~♪姉もセ 妹もセ~ なんて 唄いよったら
ついつい その気になってくるから 不思議なもんよ、、、。
今じゃ考えられんけんど、
かつては、当り前のように行われていた 男と女の秘めごと。
その昔、蛙ゲコゲコ 夏の雨上がりの 亥の刻、、、
四万十五郎・・「真っ暗じゃけんど、確かこの部屋じゃったが、、、」
なかむら花子・・「今夜あたり、五郎が来るはずじゃけんど、、、あぁ、、」
な~んて、双方が 心ときめかせちょったに 違いない。
『御用!御用! 住居不法侵入罪および婦女暴行罪で逮捕!』なんて、
ざっとしたことは 言われざった。
「われ、そんげなこと 言うたち、、、」と笑い話ですむ、
そんな ゆるやかなニッポンがあったのも確か。
ってなこと考えよったら、下田の太鼓台がやってきた。
時代は変っても 若い衆は昔も今も変らない。
つまり、時代は刻々と変化して、
確かに便利になり、経済も発展したけんど、
人にとって 結構大事な『胸いっぱいになること』が
置き去りにされがじゃなかろうか、、、。
『腹いっぱい』になることより
『胸いっぱい』になることを優先することがあっても えいろう、、。
結局のところ 人の営みは 昔も今も変らんような気がするがじゃけんど、、。
話はもどって、
この祭は 一條公さんを偲んだ 唄になっちょる。
『いちじょこさん』と言えば 一條神社。
今年、建立百五十年ということで、宮司のキミさんが張り切っちょる。
キミさん・・「記念誌作るけん 写真撮りに来てや!」
あたし・・・「よっしゃ! まかしちょってや!」
と、早速 神社へ。
キミさん・・「実はねぇ 神社庁での 位が上がってねぇ、、、
衣装も高かったけんど 新調したがよ」
あたし・・・「な、何、そりゃ おめでと。ざんじ その衣装 着いたや!」
キミサん・・「けんど 一人じゃ 着れんがよ」
と 言いつつ あたふたと 着替えだした。
上半身は それなりの格好に なったけん 撮ることに、、、。
● □ にも衣装 と言うけんど、
さすが、それなりに お公家さんふうに なっちょる。
写真にゃ 写っちょらんけんど 衣装の袴と、
冠りもんのズレには こらえてくだされ、、、。
キミさん・・「・・・・・・」
wasuke
2012年8月04日
11:55 | 新着情報